今、世界で起きていることを聖書的視点で読み解く(2)新型コロナワクチン

医薬品と世界

今、新型コロナワクチンの安全性に対する疑問が世界中で提起されています。

日本では、新型コロナワクチンの安全性に関する議論はX(Twitter)などを除くと活発とは言えません。しかし、新型コロナワクチン健康被害の報告や訴訟が頻発するにつれ、マスコミでも新型コロナワクチンの健康被害が徐々に報道されるようになっています。

この新型コロナワクチンの安全性について、いくつかの事実を確認し、どのような評価ができるか考えてみたいと思います。また、この問題について聖書からどのようなことが言えるかを最後に見ていきます。

超過死亡急増の謎

まず確認する必要があるのは、新型コロナワクチンの接種が始まって以降、超過死亡者数が増え続けていることです。超過死亡とは、特定期間の死亡者数が通常予測される死亡者数を上回る現象を指します。つまり、ワクチン接種が始まって以降、例年よりも死亡者数が多くなっているのです。

日本

厚生労働省が発表している「人口動態統計速報」から全国の死亡者数データ(2018年~2024年4月まで)を入手し、以下のようなグラフにしてみました。

厚労省「人口動態統計速報」の死亡者数の推移
図1:厚労省「人口動態統計速報」の死亡者数の推移

このグラフを見ると、ワクチン接種以前の2018年~2020年の死亡者数は同じような水準で推移しているのに対して、接種の始まった2021年2月以降の死亡者数が大幅に増加していることがわかります。たとえば、ワクチン接種前の2020年1月の死亡者数は132,622人ですが、2023年1月には168,970人となっており、3万6千人も増えています。

次の表は、新型コロナワクチンの接種が開始された2021年2月から2024年3月までの超過死亡者数を接種前の2020年の数値と比較したものです。

ワクチン接種前と比較した死亡者数(2021年2月~2024年3月)
図2:ワクチン接種前と比較した死亡者数(2021年2月~2024年3月)

この表では、各年の左側が死亡者数、右側が2020年の数値と比較した超過死亡者数となっています。表を見るとわかるように、接種前のデータと比較すると、超過死亡者数の累計が51万人以上にも上っていることがわかります。

この51万人以上の超過死亡者の死因について考えてみましょう。次のグラフでは、2019年1月から2023年1月の月間死者数が緑色のバーで、新型コロナによる死者数が青色のバーで示されています。

超過死亡者数とコロナ死者数の関係(出典:ダイレクト出版)
図3:超過死亡者数とコロナ死者数の関係

このグラフを見ると、新型コロナワクチンの接種が始まった2021年初旬頃から死者数が増加していることがわかります。原因は新型コロナの流行によるものと思われがちですが、新型コロナの死者数は青色のバーで示された部分しかないので、明らかに別の死因による死亡者数が増加していることがわかります。

超過死亡の大部分は新型コロナ以外の理由(出典:ダイレクト出版)
図4:超過死亡の大部分は新型コロナ以外の理由(出典:ダイレクト出版)

このグラフを見ると、急増している超過死亡者数の大半は新型コロナが原因ではないことがわかります。この期間の日本で死者数の増加につながりそうな要因を新型コロナ以外で考えると、正直言って新型コロナワクチンしか思い浮かびません。実際に、死亡者数の増加はワクチンの接種開始時期から始まっています。

世界

ワクチン接種後に超過死亡者数が急増しているのは、日本だけではありません。世界の先進国でも、日本と同様に増加しています。

世界の超過死亡の推移
図5:世界全体の超過死亡の推移(出典:New York Post)

上は毎月の超過死亡者数を示したグラフで、下は超過死亡者数の累積を示したグラフになります。このグラフでは、2022年12月の時点で、全世界で300万人以上の超過死亡者数が出ていることになっています。

健康被害の報告

先ほど超過死亡者数と新型コロナワクチンが関連している可能性を指摘しましたが、実際に新型コロナワクチンの副作用の報告が増えるに従って死亡者数が増加していることが指摘されています。

米国

米国には、ワクチンの副作用を報告するVAERS(Vaccine Adverse Event Reporting System)というシステムがあります。このシステムで報告された新型コロナワクチンの副作用について、次のような報告があります。

2022年2月1日現在、VAERSに報告されたCOVID-19「ワクチン」による副作用の総数は1,119,061件となっている。これは、1990年に従来型のワクチンによる副作用の追跡を始めて以来の件数をすべて合わせた数を上回っている。COVID-19の遺伝子編集バイオ注射による副作用の報告は以下のようになっている。
死亡:23,990人
入院:130,774件
緊急医療機関への搬送:119,454件
医師に受診:173,802件
ベル麻痺(顔面神経麻痺):13,982件
流産:4,080件
心筋炎/心膜炎:33,590件
心臓発作:12,314件
アナフィラキシー:9,207件
後遺障害:43,476件
帯状疱疹:12,452件
― J. B. Hixson, Spirit of the Antichrist Volume One: The Gathering Cloud of Deception (Not By Works, 2023)

As of February 11, 2022, there have been a total of 1,119,061 adverse effects from the COVID-19 “vaccines” reported to VAERS. This is more than the combined total of all other adverse effects from traditional vaccines since tracking began in 1990. The reports of adverse effects from the COVID-19 gene-editing bio-injections include:
23,990 deaths
130,774 hospitalizations
119,454 trips to urgent care medical facilities
173,802 visits to doctors’ offices
13,982 cases of Bell’s palsy
4,080 miscarriages
33,590 cases of myocarditis/pericarditis
12,314 heart attacks
9,207 cases of anaphylaxis
43,476 people have been permanently disabled
12,452 cases of shingles

これは2022年2月1日時点の数字ですので、現在ではもっと増えていると思われます。2024年3月31日現在の死者数の報告を見てみると、37,647人となっています。

上述のように、VAERSに報告された新型コロナワクチンによる副作用の総数が、1990年にワクチンの副作用を追跡し始めて以来の全報告件数を上回っていたという事実は注目に値します。

また、上記の数字は実際のところ氷山の一角に過ぎないことが、ハーバードメディカルスクールの調査から推察できます。ハーバード大学が2011年に行ったVAERSの利用状況に関する研究の報告書では、次のように結論づけられています。

(VAERSでは)ワクチン有害事象の1%未満しか報告されていない。報告率が低いため、公衆衛生を脅かす「問題のある」医薬品やワクチンがあっても特定できないか、特定が遅れている。医薬品とワクチンの副作用に関する新しい調査方法が必要とされている。
― Ross Lazarus, et. all “Electronic Support for Public Health–Vaccine Adverse
Event Reporting System (ESP:VAERS)
,” The Agency for Healthcare Research and Quality (AHRQ)

“Fewer than 1% of vaccine adverse events are reported. Low reporting rates preclude or slow the identification of ‘problem’ drugs and vaccines that endanger public health. New surveillance methods for drug and vaccine adverse effects are needed.”

この報告書では、VAERSに報告されるのは実際のワクチン有害事象の1%未満と言われています。つまり、報告されている健康被害は氷山の一角にすぎないということです。このハーバード大の研究結果が正しいとすると、実際には報告の100倍以上の有害事象があるということになります。

MEMO
筆者も、新型コロナのワクチン接種をして以降、発疹が腕や足などに出るようになり、がまんできないほどのかゆみを感じることがあります。ただ、生死に関係するほどのことでもないので、医者にはかかっていません。因果関係がはっきりしているわけではありませんが、副作用の疑いは否定できません。同様に、副作用の疑いがあっても医師の診断を受けない人は多いのではないかと思います。

米軍兵士

米軍では、兵士全員に接種が強制されました。その結果として、接種前の数値と比較して接種後の兵士の間でさまざまな疾患が急増しているようだということが報告されています。2016年~2020年のデータと比較した2021年度の疾患の増加率は、以下のように報告されています。

高血圧:2,081%の増加
神経系の疾患:948%の増加
食道がん:794%の増加
多発性硬化症:580%の増加
消化器系のがん:524%の増加
ギランバレー症候群:451%の増加
乳がん:387%の増加
脱髄疾患:387%の増加
甲状腺およびその他の内分泌腺のがん:374%の増加
不妊症:372%の増加
呼吸器疾患(肺塞栓症):368%の増加
偏頭痛:352%の増加
卵巣機能不全:337%の増加
精巣がん:269%の増加
頻脈:202%の増加
― Daniel Horowitz, “Horowitz: Whistleblowers share DOD medical data that blows vaccine safety debate wide open,” Blaze Media, 26 Jan 2022

Hypertension — 2,081% increase
Diseases of the nervous system — 948% increase
Malignant neoplasms of esophagus — 794% increase
Multiple sclerosis — 580% increase
Malignant neoplasms of digestive organs – 524% increase
Guillain-Barre syndrome — 451 % increase
Breast cancer — 387% increase
Demyelinating — 387% increase
Neoplasms of thyroid and other endocrine glands — 374% increase
Female infertility — 372% increase
Pulmonary embolism — 368% increase
Migraines — 352% increase
Ovarian dysfunction — 337% increase
Testicular cancer — 269% increase
Tachycardia — 202% increase

接種前と比較して数百パーセントの増加というのは驚くべき数字です。ただ、このデータについては、米国国防省から訂正が入り、2016年~2020年の数値は部分的なものであるとし、大幅に改訂された数値が出されました。そのため、上記の記事の内容は今では削除されています。しかし、国防省の対応を受けて、記事を執筆した記者が書いた応答には次のように記されています。

米軍の健康監視システムであるDMEDで、2021年に病気や怪我と診断された件数が、特に神経、心臓血管、腫瘍、生殖に関するカテゴリーで、それまでの年より大幅に増加したことは確かである。先週PolitiFact(訳注:ファクトチェックサイト)に提出されたごく短い不可解な声明で、軍は報告件数の数を認めたが、トーマス・レンツ弁護士と協力している数人の軍医がアクセスしたシステムのデータは、存在する本当の数字の「ほんの一部」に過ぎないと、それ以上何も説明せずに主張した。国防総省の報道官の言葉を借りれば、「データベースの不具合」ということだ。本当の数字がどこにあったのか、なぜ5年間もシステムに入っていなかったのか、いったい何がシステムにあったのか、なぜ国防総省の説明では2021年の数字は正確だったのか、謎に包まれたままである。
― Daniel Horowitz, “Horowitz: The Pentagon’s RESPONSE to the explosive DOD medical data is an even bigger story than the data,” Blaze Media, 7 Feb 2022

It’s now certain that the military’s health surveillance system — DMED — showed a massive increase in sickness and injury diagnoses in 2021 over previous years, particularly in the neurological, cardiovascular, oncological, and reproductive health categories. The military, in a very terse and cryptic statement to PolitiFact last week, admitted as much, but claimed without any further explanation that the data in the system accessed by several military doctors working with attorney Thomas Renz was only a “fraction” of the true numbers that existed. In the words of the Pentagon spokesman, it was a “glitch in the database.” Where those true numbers existed, why they weren’t in the system for five years, what exactly was in the system, and why the 2021 numbers were accurate according to the DOD account remain a mystery.

国防省の対応を見ると、本当に以前のデータに欠損があったのかは疑わしいところです。前の5年間にデータの欠損があって、2021年のデータだけ完全だったという説明は、どう考えても無理筋だと思います。5年間のデータに欠損があったのに2021年だけ完全なデータを公表したのであれば、その時に過去のデータの修正なり説明なりが通常はあるはずです。それが一切ないということは、情報の隠蔽と考えるのが常識的な判断です。もしこれが国防省による隠蔽だとすると、ワクチン被害をどうしても認めたくない理由があることになります。どのような理由があるのか、気になるところです。

日本

新型コロナワクチンの接種による健康被害は日本でも報告されています。Yahoo! ニュースの記事では次のように言われています。

予防接種の健康被害救済制度に基づき、新型コロナワクチン接種後の健康被害の救済申請を受理した件数が、今年1月末までに1万件を超えたことがわかった。6千件以上が接種による健康被害と認定され、約3千件が審査中となっている。
 死亡事案もこれまでに453人が認定されたが、600件以上の審査が終わっていない。
 厚生労働省が審査結果をまとめた資料で明らかにした。
― 楊井人文「コロナワクチン健康被害の申請1万件超に 20代以下の認定も1千件以上」(Yahoo! ニュース)2024年2月2日

VAERSの利用状況に関するハーバード大の研究結果を考えると、日本の被害者数も氷山の一角であると推察できます。

医師の声

各国の医師は、政府の新型コロナ対策に反対の声を上げています。

ドイツの医師

ドイツでは、500人の医師で構成される「Doctors for Information」が、2020年10月の時点で政府のコロナ対策に反対して声明を出しています。

コロナパニックは茶番だ。詐欺だ。ペテンだ。私たちは世界的な犯罪の真っ只中にいることを理解すべき時だ。
― Mike Dakkak, “500 German Doctors on Covid: “It’s High Time We Understood That We’re in the Midst of a Global Crime ITN, 11 Oct 2020

‘The Corona panic is a play. It’s a scam. A swindle. It’s high time we understood that we’re in the midst of a global crime.’

スペインの医師

スペインでは、600人の医師で構成される「Doctors for Truth」がドイツの医師と同様の声明を出しています。

Covid-19は政治的目的のために作られた偽のパンデミックである。これは公衆衛生を口実にした世界的独裁である。私たちは、医師、メディア、政治当局に対し、真実を広めることによって、この犯罪的な作戦を阻止するよう強く要請する。
― Mike Dakkak, “500 German Doctors on Covid: “It’s High Time We Understood That We’re in the Midst of a Global Crime ITN, 11 Oct 2020

‘Covid-19 is a false pandemic created for political purposes. This is a world dictatorship with a sanitary excuse. We urge doctors, the media and political authorities to stop this criminal operation by spreading the truth.’

このような医療関係者の行動について、ネットニュースの記事では次のように言われています。

 COVIDに関する誤ったプロパガンダを発表し続ける政府や政府に支配されたメディアによって流布されている誤った情報に対抗するため、世界中で何万人、そしておそらく今では何十万人もの医師、看護師、その他多くの医療専門家が行動を起こしている。
 今や世界中の医療専門家の大多数が、COVIDの「パンデミック」と、COVIDに対していまだに実施されている政府の行動は、COVIDそのものよりもはるかに大きな害を引き起こしていることに同意しているようだ。
― Brian Shilhavy, “Doctors for Truth: Tens of Thousands Medical Professionals Suing and Calling for End to COVID Tyranny,” Health Impact News, 18 Oct 2020

Tens of thousands, and perhaps now even hundreds of thousands of doctors, nurses, and many other medical professionals worldwide are taking action to combat the misinformation being propagated by governments and government-controlled media that continue to publish false propaganda regarding COVID.
The vast majority of medical professionals worldwide now seem to agree that the COVID “pandemic” and the government actions still being implemented in response to COVID are causing much more harm than COVID itself.

日本の医師

日本でも、「全国有志医師の会」が、新型コロナウイルスワクチンの接種の即時中止を求めて声明を出しています
現在、全国有志医師の会のサイトでは、声明に署名している医師が462人、歯科医師が185人、獣医師が79人、その他の医療従事者が866人、合計1592人いるこが公表されています(2024年4月1日現在)。

MEMO
全国有志医師の会のサイトでは、新型コロナワクチンの安全性や健康被害の報告についても情報を得ることができます。

世界の現状認識

日本では最近まで新型コロナワクチンの集団接種が行われていましたが、世界ではもっと早い段階でほとんどの人が接種しないようになっていました。

イスラエル

イスラエルは、世界に先駆けて新型コロナワクチンの接種を開始しました。しかし、イスラエルでは3、4回の接種で終わって、日本のように5回、6回、7回と打ち続ける人はほとんどいません。以下は日本とイスラエルの接種回数を比較したグラフです。

日本とイスラエルの接種回数の推移
図6:日本とイスラエルの接種回数の推移

赤線がイスラエルで、緑線が日本の接種回数を示しています。このグラフを見ると、イスラエル国民は2021年の下旬以降ほぼ接種していません。一方、日本ではそれ以降も何度も接種していることがわかります。

主要先進国

主要先進国でもイスラエルと同様の状況です。

日本、主要先進国(米国、英国、ドイツ、フランス)、イスラエルの接種回数の推移
図6:日本、主要先進国(米国、英国、ドイツ、フランス)、イスラエルの接種回数の推移

イスラエルだけでなく、主要先進国も2021年下旬あたりから接種が進んでいないことがわかります。

この原因は、90%以上の感染予防効果があると宣伝されていた新型コロナワクチンに期待されていたほどの効果がなく、逆にワクチンによる副作用の報告が無視できないほど発生していたことにあると思われます。

専門家は信頼できるか

マスコミで新型コロナウィルスの安全性を主張していた専門家がたくさんいましたが、彼らは本当に確かな情報を持っていたのでしょうか。現在のような健康被害が報告されている今、これからも医療専門家の意見を信じてもよいのでしょうか。

医学雑誌『ランセット』編集者の発言

医学界で最も権威のある『ランセット(Lancet)』の編集者であるリチャード・ホートン博士(Richard Horton)は、現在の医学界の状況について次のように語っています。

科学文献の多く、おそらく半分は、単純に間違っている可能性がある。少ないサンプル数、小さい効能、無効な調査分析方法、明白な利益相反がある研究などがはびこっている。重要性が疑われるが、今はやりの研究を追い求める風潮も相まって、科学は暗黒の世界に向かっている。
― Richard Horton, “Offline: What is medicine’s 5 sigma?,” The Lancet, 11 Apr 2015

Much of the scientific literature, perhaps half, may simply be untrue. Afflicted by studies with small sample sizes, tiny effects, invalid exploratory analyses, and flagrant conflicts of interest, together with an obsession for pursuing fashionable trends of dubious importance, science has taken a turn towards darkness.

『ランセット』と言えば医学界で最も権威のある専門誌です。その編集者ともなると、専門家中の専門家と言えるでしょう。そのような専門家が、科学雑誌の論文と言えども鵜呑みにはできないと語っていることは無視できない事実です。また、ここでは「明白な利益相反」が言及されています。研究者といえども、資金を提供してくれる製薬会社に不利な研究結果を発表することが難しいことは、部外者でも容易に想像が付きます。私たちは、製薬会社の資金提供を受けている専門家や、製薬会社から広告収入を得ているメディアは、製薬会社に都合の悪い真実を告げることがかなり難しい立場にあることを理解した方がよさそうです。

気がかりなファイザー研究者の発言

ファイザーは、新型コロナワクチンの製造メーカーとして最大の製薬会社です。その研究開発ディレクター(Pfizer Director of Research and Development, Strategic Operations – mRNA Scientific Planner)であるジョーダン・ウォーカー(Jordon Trishton Walker)が、覆面ジャーナリストとの会話で次のようなことを語っています。

ウォーカー: 今していることは何かというと…ウイルスがどのように変異し続けるか知っているかい?
ジャーナリスト:知っているよ。
ウォーカー:会社で今検討していることの一つは、自分たちで変異を起こしたら、先手を打って新しいワクチンを開発できるじゃないかということ。そうする必要があるんだ。ただ、そうしようとするとリスクがあって、すぐに想像がつくように、製薬会社がウイルスを変異させるようなことは誰も望んでいないでしょ。だから、これをしたいのかどうかが検討課題の一つなんだ。将来的には、ワクチンの新しいバージョンを作るとか、そういうことができるかもしれない。
ジャーナリスト:ファイザーは最終的にはCOVIDを変異させようと考えているということ?
ウォーカー: まあ、それは公に言うことではないよ。いや、だから、それは会議で出てきた考えで、なぜそうしないのかということだったんだ。それで、もっと議論して検討しようという感じになっている。
― John Smith, “Text transcription of undercover journalist interviewing Pfizer director,” 26 Jan 2023

Walker: We’re exploring like – you know how the virus keeps mutating?
Journalist: Yeah.
Walker: Well one of the things we’re exploring is like, why don’t we just mutate it ourselves so we could – we could pre-emptively develop new vaccines, right? So, we have to do that. If we’re gonna do that though there’s a risk of like, as you could imagine, no one wants to be having a pharma company mutating fucking viruses. So, we’re like, do we want to do this? So that’s like one of the things we’re considering. For, like, the future, like maybe we can like, create new versions of the vaccines and things like that.
Journalist: So Pfizer ultimately is thinking about mutating COVID?
Walker: Well, that is not what we say to the public. No, that’s why it was, it was a thought that came up in a meeting, and we were like, why do we not – it was like, we’re going to consider that with more discussions.

ウォーカーは、この後、製薬会社がウィルスを変異させて、あらかじめ作っておいたワクチンで金儲けができるという話をしています。

ウォーカー:彼ら(ファイザーの科学者たち)がやりたいことの一つは、新型や変異型がどのようにして出現するのかを解明することなんだ。つまり、新型や亜種が出現する前に予測して、予防的にワクチンを開発しようというわけだ。だから、研究室では、これが新しいエピトープ(抗原決定基)だというように管理されている。もしそれが後に世間に出てくれば、私たちはすでに効果のあるワクチンを持っているということになる。
ジャーナリスト:なんてことだ。完璧だ。最高のビジネスモデルじゃないか。自然界で起こる前に自然をコントロールする。そうでしょ?
ウォーカー:そう、うまくいけば。
ジャーナリスト:うまくいけば、とはどういう意味?
ウォーカー:準備していなかった突然変異が起こることも時にはあるからね。デルタやオミクロンのようにね。そういうこともある。誰にもわからない。いずれにせよ、「金のなる木」にはなる。COVIDは今後しばらくの間、私たちにとって金のなる木になるだろう。もちろん。
ジャーナリスト:そうだね、ウイルスの研究全体と、ウイルスを変異させる操作は、究極の金のなる木になりそうだね。
ウォーカー:ああ、完璧さ。
― “Pfizer Executive: ‘Mutate’ COVID via ‘Directed Evolution’ for Company to Continue Profiting Off of Vaccines … ‘COVID is Going to be a Cash Cow for Us’ … ‘Don’t Tell Anyone’,” Project Veritas, 25 Jan 2023

Walker:Part of what they [Pfizer scientists] want to do is, to some extent, to try to figure out, you know, how there are all these new strains and variants that just pop up. So, it’s like trying to catch them before they pop up and we can develop a vaccine prophylactically, like, for new variants. So, that’s why they like, do it controlled in a lab, where they say this is a new epitope, and so if it comes out later on in the public, we already have a vaccine working.
Veritas Journalist:Oh my God. That’s perfect. Isn’t that the best business model though? Just control nature before nature even happens itself? Right?
Walker:Yeah. If it works.
Veritas Journalist:What do you mean if it works?
Walker:Because some of the times there are mutations that pop up that we are not prepared for. Like with Delta and Omicron. And things like that. Who knows? Either way, it’s going to be a cash cow. COVID is going to be a cash cow for us for a while going forward. Like obviously.
Veritas Journalist:Well, I think the whole research of the viruses and mutating it, like, would be the ultimate cash cow.
Walker:Yeah, it’d be perfect.

このように、ウォーカーは研究所でウイルスの遺伝子を改変して、新型や変異株に対応するワクチンをあらかじめ作っておけば大もうけできると話しています。この話を聞いていて心配になるのは、製薬会社が遺伝子操作で作ったウイルスを世間に広め、そのウイルスに対応するワクチンを販売して儲けようとする可能性はないのかという点です。また、意図的ではないにしても、研究所で遺伝子操作されたウイルスが外部に流出する危険はないのかという懸念です。

この点は、新型コロナウイルスが武漢の研究所で作られたという疑惑があるため、あり得ない話ではありません。新型コロナウィルスの起源について、ウォーカーは次のように語っています。

ウォーカー:しかし、変異させたウイルスが、あちこちに広まってしまうものにならないよう、よくコントロールする必要がある。正直なところ、武漢でウイルスが発生した経緯はそんなところじゃないかと思ってる。ウイルスがどこからともなく現れたという話は筋が通らないよ。

Walker: But you have to be, like, very controlled to make sure that this virus that you mutate doesn’t create something like, you know, goes everywhere. Which, I suspect is the way that the virus started in Wuhan, to be honest. Like, it makes no sense that this virus popped out of nowhere.

ウォーカーは、遺伝子改変したウイルスが外部に漏れないよう管理に気を付ける必要があると言っている一方で、新型コロナウイルスは武漢の研究所から漏れたものであると考えています。

これは個人的な意見に過ぎないかもしれませんが、ウイルス研究者が言下に新型コロナウィルスの自然発生説を否定していることは注目に値します。最近、米国では新型コロナウイルスの起源についてよく議論されており、米FBIのクリストファー・レイ長官も「中国政府が管理する研究所」が発生源である可能性が高いとしています。

医学雑誌『ランセット』には、新型コロナが流行し始めた初期に研究所起源説を打ち消す論文が掲載されました。今の流れを見ていると、上述の『ランセット』編集者の「科学文献の多く、おそらく半分は、単純に間違っている可能性がある」という言葉が真実味を持って響いてきます。もし研究所起源説が正しければ、私たちは一部の専門家の説明に欺かれていたということになります。

聖書的視点

新型コロナワクチンで製薬業者は空前の収益を上げました。日経新聞の報道によると、米バイオ製薬モデルナの売上高は前期比23倍の184億ドル(約2兆1100億円)となったほか、米製薬大手ファイザーも売上高がほぼ2倍に膨らんだと言われています。

このような状況に関連している可能性がある預言が、黙示録に記されています。黙示録18:23~24では次のように言われています。

23 …おまえの商人たちが地上で権力を握り、おまえの魔術によってすべての国々の民が惑わされ、24  この都の中に、預言者たちや聖徒たちの血、また地上で屠られたすべての人々の血が見出されたからである。 

この預言は、大患難時代に世界を支配することになる反キリストの首都、バビロンに対する神のさばきの宣告です。

ここでは「おまえの商人たちが地上で権力を握り、おまえの魔術によってすべての国々の民が惑わされ」と言われています。ここに出てくる「魔術」という言葉の原語(ギリシャ語)は「ファーマキーア(phamakeia)」で、「pharmacy」(薬学、薬局)の語源となった言葉です(ちなみに製薬会社は英語で「pharmaceutical company」)。この「ファーマキーア」は、ギリシャ語辞書(Strong’s Greek Dictionary of the Bible)では次のように定義されています。

medication (“pharmacy”), that is, (by extension) magic (literal or figurative): – sorcery, witchcraft.
薬物治療(「薬学」)、つまり(連想として)魔法(文字どおりの、あるいは比喩的な):魔術、呪術

また、別の辞書(Thayer’s Greek-English Lexicon)では次のように定義されています。

  1. the use or the administering of drugs(薬剤の使用または投与)
  2. poisoning(毒殺)
  3. sorcery, magical arts, often found in connection with idolatry and fostered by it(魔術、呪術。偶像崇拝と関連しており、偶像崇拝によって助長されることが多い)
  4. metaphorically the deceptions and seductions of idolatry(比喩的な意味では、偶像崇拝の欺きと誘惑)

どちらを見ても、「ファーマキーア」の第一義は魔術ではなく、薬剤や薬学という意味であることがわかります。この第一義を採用して最後の文を訳してみると「おまえの商人たちが地上で権力を握り、おまえの医薬品によってすべての国々の民が惑わされ」となります。

「商人」が「魔術」を行うというのは、比喩表現だとしてもしっくりきません。商人はものを売るのが仕事ですから、商材の一つとして「医薬品」という訳語を当てても不自然ではないように思います。そのように訳すと、この聖書箇所は「大患難時代には商人が地上で権力を握り、すべての国の人々が医薬品によって欺かれる」という預言になります。

この預言は大患難時代の預言で、今はまだ大患難時代ではないので直接当てはまるわけではありません。ただ、預言されている状況が一夜にして実現するとは考えられません。終わりの時代に入っている今は、大患難時代の準備段階と見なすことができます。そのため、大患難時代に預言されている状況に現実世界が近付いていくと考えるのが妥当です。そのように考えると、今の世界の現状は、聖書預言が実現する前触れと考えることができるかもしれません。

6 COMMENTS

澤育子

コロナワクチンは一回も受けていません。
コロナ発症から何やら怪しげで、信頼出来ずだったからです。
黙示録の訳、なかなか興味深く読ませて頂きました。
サタンは最後の悪あがきをして金銭に目の眩んだ人間を用いて暗躍していますが、神様が勝利されることは明白。主を見上げて平安の中を生き抜きたいと考えています。

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Naomi Goto

この4年間で起きていること、記事にしてくださり感謝します。
この事実に気がつき、クリスチャンになっている方もいます。
1人でも多くの方が、今起きていることを知り、そして本当の救いに与れますように。

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kanrisha kanrisha

コメントありがとうございます。一人でも多くの方が聖書の真理に触れて真の救いに与るように祈ります。

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jenny

多くの資料を元に、このパンデミックで行われているワクチンの異常性を示してくださりありがとうございます。情報規制(FB,Youtube)、主要メディアによる印象操作、反対者の弾圧(海外では医師免許剥奪)、政府や企業による接種の強要、効果のある薬の処方阻止など、おかしなことがありすぎです。想像もしていないことが起こり世界の秩序が壊されました。終末世界に向けた準備段階という見解に頷けます。管理&監視社会もその一つかなと思います。今回のこちらのニュースをXで拡散したいです!

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