「神は人を男と女に造られた」と語った牧師のメッセージをYouTubeが「ヘイトスピーチ」として削除

ジョン・マッカーサー牧師

米国グレース・コミュニティ教会のジョン・マッカーサー牧師が「神は人を男と女に造られた」として「トランスジェンダーというものは存在しない」と語ったメッセージが、YouTubeで削除され、論議を呼んでいる。

このメッセージは、LGBT問題で投獄の可能性があるカナダの牧師を励ますために語られたものだ。カナダでは、2021年12月に「コンバージョン・セラピー(転換療法)」(記事「米国でコンバージョン・セラピーを禁じる都市が続出」を参照)を禁止する法律が制定され、これに違反した者には最大5年間の懲役刑が言い渡される可能性がある。

このような状況で、マッカーサー牧師はメッセージで次のように語っている。

トランスジェンダーというものは存在しません。あなたはXXかXYのどちらかです。それだけです。神は人を男と女に造られました。それは遺伝的に決定されるものです。それが生理学であり、科学であり、現実なのです。

There is no such thing as transgender. You are either XX or XY, that’s it. God made man male and female. That is determined genetically, that is physiology, that is science, that is reality.

このメッセージ動画に対し、YouTubeは次のようなコメントを残して動画を削除している。

私たちのチームがあなたのコンテンツを検討した結果、残念ながら、ヘイトスピーチのポリシーに違反していると判断されました。

Our team has reviewed your content, and, unfortunately, we think it violates our hate speech policy.

これに対し、保守派の論客トッド・スターンズ(Todd Starnes)は次のように語って警告を発している。

そして、性とジェンダーの革命家が、私たちの信念の源を標的にする日もそう遠くはないでしょう。聖書です。アメリカの歴史上で、聖書が没収されたり、LGBTQIAのライフスタイルを肯定するように書き換えられたりする日が来るかもしれないと予見しています。

And it won’t be very long before the sex and gender revolutionaries target the source of our beliefs – the Holy Bible. I foresee a day in American history where Bibles could be confiscated or rewritten to affirm the LGBTQIA lifestyle.

また、ジョン・マッカーサー牧師の弁護士を務めたこともあるジェナ・エリス(Jenna Ellis)は、次のように語ってGoogleなどのビッグテック(GAFA)に対する警戒感をあらわにしている。

アメリカのビッグテックによる寡頭支配体制は、真理を検閲し、聖書を教える牧師の権利を脅かすことによって、カナダのばかげた法律と同じようなことを実施しようとしています。アメリカ人がビッグテックを止めなければ、この新しい支配体制は憲法の抜け道を見つけ、表現の自由と信教の自由を行使する基本的権利を私たちから奪い、その影響は壊滅的なものになるでしょう。

The big tech oligarchy in the United States is implementing the equivalent of Canada’s insane law by censoring truth and the right of pastors to teach the Bible. If Americans don’t stop big tech, this new Regime will circumvent the Constitution to foreclose our fundamental rights to speak and exercise religion and the impact will be devastating.

自由な議論ではなく、テクノロジーの力を使った検閲によって、思想が一定の方向に誘導される時代が来ている。

参考資料

写真:R. Huggins

6 COMMENTS

桑原義門

有史以来、人間について回っきた性的嗜好の混乱がついに「性差の公的排除」と言う形で支配的になってきた。

いよいよ真のクリスチャンにとって困難な時代が垣間見えてきたわけだ。

字義通り聖書を解釈する真のクリスチャンはこの背後にサタンの働きを確かに垣間見る。

それでも
携挙のその時まで教会と聖霊が地上にはある。それまで巨悪は十分には働けない。

我々に残された日々は数えられない。しかし「異邦人の満ちる時」「ラッパの鳴り響く時」は必ずくる。
それは真のクリスチャンにとって「希望」。
キリストを受け入れない人々にとって「想像を超えた神の怒りへの入り口」。

それまでにLGBTQの中にいる方々も含め、1人でも多くの人をキリストの福音に導くために真の教会とクリスチャンは置かれている。

LGBTQ問題はやはり神の前における「罪の問題の結果」である。
よって「容認」はできない。

同時に「他の分野」においても沢山の「罪の問題の結果」を人間は抱えつつ生きている。そしてクリスチャンもそこから逃げ切ることが事実上できない。

酒、タバコと言う嗜好への過ぎた求めから始まり

動物と自然界を絶滅させ、破壊し

化石燃料燃やし空気を侵し

一瞬で生命を滅ぼす力を宿す原子力に頼り  

自分達の都合の良いように遺伝子を操り

とてつもない貧富の差を生み出し

数多くの「罪」と「罪の結果」の中に生きているからだ。

つまり

人間それ自身に浄化能力はないことが明らかなのだ。

十字架によって罪の神の前における赦しの道が一方的に開かれたように、全ての人間の堕落した在り方には「若干の軌道修正」を個人と社会ができても、
根本的には神の一方的な介入しか、もう回復の道はない。

従ってLGBTQの方々に対し、

「受け止めるが、それで良いとは言わず」、

まず何よりも
福音を信じることを伝え導き、
信仰告白に導き、

その上で、
「聖書の示す本来の姿」を
伝え、
語り、
提示し続ける。

そして聖霊がかの人に働かれるのを待つ。

主よ来てください。

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kanrisha kanrisha

コメントありがとうございます。そうですね。人間の罪が行き着くところまで行っている感があります。

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Biblia

「あなたがたが、この山でもエルサレムでもない所で、父を礼拝する時が来る」
(ヨハネ4:21)

「一つの石もここで崩れずに他の石の上に残ることはない」
         (マルコ13:2、他)

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Matsumoto

あえて犯す罪ではなく、精神的病や、産まれ付きの奇形により、産まれもった性とはちがう方を 選ばざるを得ない人がいる。その様な人達を裁き、無理に「矯正」しようとすれば、そちらの方が罪になるかも知れない。しかし だからと言って何もかも許容、オ―プンにするのは違うと思う。神に赦される限り…(それもどこまでが良くてどこからが悪いのか判断しかねるが。)
聖書にそぐなう「造られし者」として生きられるように 祈り 導くことは何より大切だとしか 言えない…

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