ジャレッド・クシュナーと世界経済フォーラムが語る「永遠の命」

ジャレッド・クシュナー

ジャレッド・クシュナーの発言

米トランプ前大統領のトランプの娘婿で、米トランプ政権で上級顧問を務めたジャレッド・クシュナーが、今の世代に生きる人々は「永遠の命」を得ることができるかもしれないとして、次のように語っている。

昨年ホワイトハウスを離れてから、私が優先的に取り組もうとしていることは、運動することです。私の世代は、科学が進歩すれば、永遠に生きる最初の世代か、死を迎える最後の世代になる可能性が高いと思っています。だから、私たちは体調を整えておく必要があるのです。
ー Kipp Jones, “Jared Kushner Believes He Might ‘Live Forever’ and Never Die,” Mediaite, 25 Aug 2022

From the last year, the one thing I’ve tried to put a priority on since I left the White House was, you know, getting some exercise in. I think that there is a good probability that my generation is, hopefully with the advances in science, either the first generation to live forever, or the last generation that’s going to die. So, we need to keep ourselves in pretty good shape.

クシュナーに近い情報筋は、この発言は「ジョーク」だと『Daily Beast』紙に語っているが、発言元の動画を見る限りそうとは思えない。

ユバル・ノア・ハラリのインタビュー

クシュナーの発言は、実はエリート層の間ではすでに話題になっていることであって、特に突飛なことを言い出しているわけではない。世界経済フォーラム(WEF)の上級顧問、ユバル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)は、米国CBSニュースの「Will Technology Help Us Become Immortal?(テクノロジーは不老不死を可能にするか?)」と題したインタビューで、次のように語っている。

インタビュアー: 人類が行っている最新の探求は、不老不死であり、神のような超人になることだとおっしゃっていますね。そのようなことが実際に起こっているのでしょうか?
ユバル・ハラリ:はい。シリコンバレーのような場所では、(訳注:ジェンダー、人種の)平等は流行りのテーマではなくなって、不老不死の話で持ち切りです。誰もが不老不死について話しています。グーグルは2、3年前に「Calico」という子会社を設立したばかりですが、目的は「死」という問題を解決することです。「検索」の問題は解決済みだから、次は「死」の問題を解決しようというわけです。これはグーグルだけに限りませんが、基本的に死は形而上学的な現象ではないと言われています。死の問題を解決するのに、キリストの再臨を待つ必要はありません。研究室にいる数人の専門家で解決できるのです。
インタビュアー:そのような研究が実際に行われているのでしょうか?
ユバル・ハラリ:ええ。グーグルもそうですが、世界中が何十億もの投資をしています。基本的には3つの方法があります。(1)生物工学(遺伝子組み換え)で人体を変化させて自然淘汰を早める方法があります。(2)サイボーグ工学を利用して有機物と無機物のパーツを組み合わせる方法があります。そして、(3)完全に無機物の生命体を作るという方法があります。これは史上最大の革命となるだけでなく、生物史上で最大の革命となるでしょう。
インタビュアー:それでも人間と呼べるのでしょうか?
ユバル・ハラリ:今日の私たちが理解している意味での人間ではありません。
― “Yuval Harari | Will Technology Help Us Become Immortal?,” CBS News: The National (https://www.youtube.com/watch?v=XyqNhfjxcUc)

Interviewer: You say that the the latest human quest is immortality and divinity. We’re all trying to be superhumans. Is that actually happening?
Yuval Harari: Yes, in places like Silicon Valley, equality is out but immortality is in. Everybody’s talking about immortality. Google has just established two or three years ago a sub company called “Calico” whose stated aim is to solve the problem of death. We’ve solved search, now we’ll solve death. And they are not the only ones and basically they are saying death is not some metaphysical phenomenon. We don’t have to wait for the Second Coming of Christ in order to solve it. A couple of geeks in the laboratory can do it.
Interviewer: Are they doing it?
Yuval Harari: Yeah they are investing billions in that not only them but all over the world. Basically, there are three ways you can use biological engineering to change the the human body to speed up natural selection. You can use cyborg engineering, which is combining organic with inorganic parts. And you can create completely inorganic life forms. It will be the not only the greatest revolution in history, it will be the greatest revolution in biology ever.
Interviewer: Will we still be human?
Yuval Harari: Not in the sense that we understand humanity today.

このインタビューは日本語字幕が付いたものも公開されており、以下で見ることができる。

動画:過去動画倉庫「WEFアドバイザーのハラリ『人間は不老不死になれる、神を超える』

このような方向性は、世界経済フォーラムの創立者、クラウス・シュワブの提唱する「第四次産業革命」とも軌を一にするものだ。第四次産業革命は、物理世界、デジタル、生物の境界線をあいまいにし、融合すると言われている(”What Is the Fourth Industrial Revolution?“)。こうした技術を総動員して、不老不死を手に入れるための研究が行われているのだ。

聖書のことば

人間の知恵で永遠に生きようとする人間の試みは、決して成功することはない。聖書では、次のように言われているからである(創世記3:22)。

22  神である【主】はこう言われた。「見よ。人はわれわれのうちのひとりのようになり、善悪を知るようになった。今、人がその手を伸ばして、いのちの木からも取って食べ、永遠に生きることがないようにしよう。」 

しかし、神は、永遠のいのちを受ける別の方法を示してくださっている。イエス・キリストを救い主として信じることによる方法である。新約聖書のヨハネ3:16~18では、次のように言われている。

16  神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。 
17  神が御子を世に遣わされたのは、世をさばくためではなく、御子によって世が救われるためである。 
18  御子を信じる者はさばかれない。信じない者はすでにさばかれている。神のひとり子の名を信じなかったからである。 

神は、二千年前にイエス・キリスト(御子)を世に送ることで、すでに永遠のいのちを得る道を示してくださっている。

聖書が語る永遠のいのちについてもっと知りたい方は、聖書入門.comの「新・聖書入門講座」や、「永遠のいのち」のページを参照してみてほしい。

MEMO
クリスチャンコモンズのサイトでも、今後聖書が教える福音についての情報を提供する予定です。

参考文献

3 COMMENTS

六倉航喜

一見すると、世の中のテクノロジーが発達してきて本当に死なない事が実現するのではないかと錯覚してしまうが、聖書は明確にこれを否定している。そして、世の中は公然とイエス様の権威を否定し、拒否し、抗い、主の作られたこの体をも否定しようとしている。主の家族として、永遠の命が与えられていることに感謝したいです。

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イクトス

永遠の命の鍵を握る方はイエス・キリストだけです。神に背を向けた傲慢な人間による永遠の命は、滅びへと向かうでしょう。全世界がファーマキアの魔術にかかり、ワク者の中にはナノプロセッサーを埋め込まれた人もいます。トランスヒューマノイド、彼らの準備は完了したかも知れませんが、強悪で強欲な企みは、神の超自然的な力によって、ことごとく破壊されます。主よ来てください。

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さち

ユバール・ノア・ハラリは去年の今頃に知ってショックでした。彼はユダヤ人というのもショックです。サタンの標的になりやすいのでしょうか。https://www.youtube.com/watch?v=zc1ZWfi5lsQ

人体の内側を操作する点で同じ発想の注射毒液についても、積極的に情報伝達してこなかった事を申し訳なく思っています。
https://karenkingston.substack.com/p/why-opponents-to-medical-freedom?utm_source=substack&publication_id=1103773&post_id=130511911&utm_medium=email&utm_content=share&triggerShare=true&isFreemail=true

https://rumble.com/v1wac7i-world-premier-died-suddenly.html

一方で、終末預言を少しでも学んだ事のある人なら、例えばEVENT201が2019年10月にNYで開催されていたという事実から、結局はプランでミックであったという結論には少なくとも辿り着けていたはずで、そうであれば、各自、何があっても注射毒液は回避して身を守るだろう、とも思っていました。

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