2021年12月19日に、ドナルド・トランプ(元)大統領がテキサス州ダラスにある第一ダラスバプテスト教会のクリスマス礼拝に出席し、クリスマスの挨拶を語っています。この挨拶の動画再生数は、動画アップ3日後の2021年12月23日現在で80万回近くに達しており、トランプ大統領への注目度がいまだに高いことがうかがえます。
出典: First Baptist Dallas, “Christmas Greeting from Donald J. Trump, 45th President of the United States | December 19, 2021” (https://www.youtube.com/watch?v=8QyDt8FhrMM)
主任牧師のロバート・ジェフレスから「リンカーン以来の重要な(consequential)大統領」として紹介され、スタンディングオベーションで迎えられたトランプ大統領は、次のようなメッセージを語っています(抜粋)。
二千年以上も前に、主のみ使いが現れました。この素敵な歴史は長い間、語り続けられています。主のみ使いは貧しい羊飼いたちに現れ、クリスマスの喜びの理由を告げました。「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです」と。…わが国は今、救い主を必要としています。そして、わが国には救い主がいます。それは私ではなく、私よりもっと高いところにおられるお方です。はるかに高いところにね。
私たちはやるべきことをやるだけです。しかし、イエス・キリストの生涯と死と復活は、世界を永遠に変えました。イエス・キリストの模範と教えの影響なしに、わが国の歩みを考えることは不可能です。奇跡的な建国、南北戦争の克服、奴隷制度の廃止を成し遂げ、共産主義とファシズムを打倒し、科学の無限の高みに到達し、数々の驚くべき発見をしてきました。この教会のすぐ外を見ても、壮大な高層ビルが建ち並び、全体が発展を遂げており、この美しい教会もその一部です。それぞれが違っていて、とても美しい。とても美しい。アメリカは最終的に真に偉大な国家となり、そうであり続けるでしょう。私たちはこの偉大な国を手放すつもりはありません。手放すつもりはありません。しかし、このすべては、イエス・キリストとその信者、そして教会なしには起こり得なかったことなのです。私たちの力と希望の究極の源は、イエス・キリストであることを忘れてはいけません。ここでも、いつどこでもイエス・キリストなのです。
全能の神に、わが国、私たちが持つ貴重な自由を感謝しましょう。そして、これは言っておかないといけないことですが、何よりも神の永遠のあわれみと恵みを感謝しようではありませんか。私たちは神に、わが国と国民を信仰と希望と愛と平和で祝福してくださるように願い求めます。
More than 2,000 years ago an angel of the Lord appeared and really, it’s been a long and beautiful history. But an angel of the Lord appeared to humble shepherds and proclaimed the reason for our Christmas joy. ‘For unto you is born this day in the city of David a Savior which is Christ the Lord.’ …our country needs a savior right now and our country has a Savior—and that’s not me. That’s somebody much higher up than me. Much higher up.
We just do what we have to do. But the life and death and resurrection of Jesus Christ forever changed the world. It’s impossible to think of the life of our own country without the influence of His example and of His teachings. Our miraculous founding, overcoming Civil War, abolishing slavery, defeating communism and fascism, reaching boundless heights of science and discovering so many incredible things. Even right outside—the magnificent skyscrapers and the whole development that this beautiful church is a part of. So different. So beautiful however. So beautiful. And the United States ultimately becoming a truly great nation and we’re going to keep it that way. We’re not gonna let it go. We’re not gonna let it go. But none of this could’ve ever happened without Jesus Christ and His followers and His church. None of it. And we have to remember that Jesus Christ is the ultimate source of our strength and of our hope. And here and everywhere and for all time—Jesus Christ.
…Let us thank Almighty God for our nation, for our precious freedoms, and most of all—and I have to say this—for the gift of God‘s everlasting mercy and grace. We ask God to bless our nation and our people with faith and hope and love and peace.
トランプ大統領の言葉どおり、米国はイエス・キリストに対する信仰によって偉大になった国です。米国がいつも聖人君主のようにふるまってきたわけではありませんが、アメリカと自由主義陣営を支えてきたのがイエスを信じるクリスチャンたちです。ただ、批判的人種理論の記事でも紹介したように、今この「国のかたち」が崩れようとしています。この流れを食い止めようとしているのがトランプ大統領をはじめとする保守派のキリスト教徒です。そして、このことは、アメリカだけでなく、日本の将来にも直接影響があることを皆さんにも知っていただきたいと思います。また、日本のクリスチャンの皆さんには米国の教会のために祈ることもおすすめします。
この世に来られたイエス・キリストを知る祝福が皆様の上にありますように。メリー・クリスマス!