トルコのダーヴトオール首相「われわれはエルサレムを解放する」

トルコのダーヴトオール首相

トルコのアフメット・ダーヴトオール首相は、トルコ南東部ハッカーリ県のユクセコバに完成した新空港の開港式にエルドアン大統領と共に出席し、次のように語っています。

アッラーのみこころにより、エルサレムはクルド人、トルコ人、アラブ人、そしてすべてのイスラム教徒のものである。われわれの父祖がガリポリで肩を並べて戦ったように、そしてわれわれの父祖がサラディンと共にエルサレムの解放に向かったように、われわれも(エルサレムを解放する)同じ道を共に行進することになるだろう。
― Theodore Shoebat, “Erdogan And The Prime Minister Of The Turkey, Just Made This Declaration To The Entire Islamic World: ‘We Will Gather Together Kurds And Arabs, And All Of The Muslim World, And Invade Jerusalem, And Create A One World Islamic Empire’,” May 27 2015

By Allah’s will, Jerusalem belongs to the Kurds, the Turks, the Arabs, and to all Muslims. And as our forefathers fought side by side at Gallipoli, and just as our forefathers went together to liberate Jerusalem with Saladin, we will march together on the same path [to liberate Jerusalem].

サラディンは、十字軍を打ち破ってエルサレムをイスラム教徒の支配下に置くことに成功したイスラム世界の英雄です。ダーヴトオール首相は、そのサラディンの時代のように、イスラム教徒が力を合わせてエルサレムを奪還するというビジョンを描いています。

また、ダーヴトオール首相は、オスマントルコ帝国復活の野望を示唆する次のような発言を残しています。

トルコ政府は、東と西を区別しない。…われわれは、われわれの国々のすべての地域をまとめようとしており、この地域の結びつきをかつてのように緊密なものにする。
― Theodore Shoebat, “Erdogan And The Prime Minister Of The Turkey, Just Made This Declaration To The Entire Islamic World: ‘We Will Gather Together Kurds And Arabs, And All Of The Muslim World, And Invade Jerusalem, And Create A One World Islamic Empire’,” May 27 2015

The Turkish government does not differentiate, from East to West… We intend to put together all of the regions of our nations and we will bring closer this regions back together.

首相の言葉から、トルコ一国だけではなく、周辺の諸民族をまとめ上げて一つにしようという意図が読み取れます。発言中の「かつて」とは歴史的に見てオスマントルコ時代のことを指していると考えられます。オスマントルコの時代のような強大なトルコを回復する意志が、この発言には見え隠れします。

以上の発言は、イスラエルの北方諸国がイスラエルを侵攻することを預言したゴグとマゴグの戦いの預言との関連で注目すべきものです。

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