アントニオ・グラムシ(イタリア共産党創設者)「社会主義は、キリスト教を圧倒する必要があるまさに宗教である」

アントニオ・グラムシ

イタリア共産党創設者の一人、アントニオ・グラムシ(Antonio Gramsci)は、社会主義とキリスト教の関係について次のように語っています。

社会主義は、キリスト教を圧倒する必要があるまさに宗教である。新しい秩序の下では、社会主義はまず学校、大学、教会、メディアに浸透して、社会の意識を変革し、文化を把握することで、勝利を収めるのである。
― Sotto la mole” in Avanti! (May 22, 1916), sited in Dewey Moede, “Italian Socialist Antonio Gramsci Wrote: “Socialism is precisely the religion that must overwhelm Christianity,” FGGAM.ORG, 26 Jan 2021

Socialism is precisely the religion that must overwhelm Christianity. … In the new order, Socialism will triumph by first capturing the culture via infiltration of schools, universities, churches and the media by transforming the consciousness of society.

この発言について、米国の経済史家ゲイリー・ノース(Gary North)は次のように解説しています。

1930年代にグラムシは、西洋社会が極めて宗教的であると認識し、プロレタリア革命を達成する唯一の方法は、西洋の有権者である大衆のキリスト教とキリスト教に由来する道徳体系への信仰を打ち砕くことだと考えていました。彼は、宗教と文化をピラミッドの土台と位置付けたのです。
Remnant Review (March 14, 2013), sited in Dewey Moede, “Italian Socialist Antonio Gramsci Wrote: “Socialism is precisely the religion that must overwhelm Christianity,” FGGAM.ORG, 26 Jan 2021

“Gramsci in the 1930s acknowledged that Western society was deeply religious, and that the only way to achieve a proletarian revolution would be to break the faith of the masses of Western voters in Christianity and the moral system derived from Christianity. He placed religion and culture at the base of the pyramid.”

現在、米国の多くの教会は、批判的人種理論(CRT)に代表される社会主義思想が浸透し、聖書本来の福音から離れつつあります。これは社会の自然な流れというよりも、社会主義者による浸透工作の結果である可能性があることが、グラムシの発言からうかがい知ることができます。

写真:La Ventana Ciudadana (CC BY 4.0)

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