日本とイスラエルが二国間の自由貿易協定の締結に向けて交渉開始

ヤイル・ラピード首相のツイート

イスラエル外務省は、去る11月22日に、日本・イスラエル間の自由貿易協定(EPA)の締結を目指した日本政府との交渉を開始することに合意したと発表した。この貿易協定によって、両国間の貿易が35億ドル以上に拡大することが見込まれている。

日本とイスラエル間の貿易は近年拡大傾向にある。2021年の日本の対イスラエル貿易は輸出入ともに前年比で増加しており、輸出が17億2,681万ドルで14.2%増、輸入は12億9,781万ドルで5.4%増となっている(日本の財務省貿易統計)。

イスラエルのヤイル・ラピード首相は、この交渉開始について次のようにツイートしている。

1年前、私と日本の交渉相手は、両国の経済的関係を深める方法について話し合いました。そして本日、イスラエルと日本は、そのビジョンを現実のものとするための第一歩を踏み出したのです。
両国の経済連携協定の締結に向けて、共に労することを楽しみにしています。

A year ago, my Japanese counterpart and I began discussing ways of deepening our economic ties. Today, Israel and Japan took the first step towards turning that vision into a reality.
Looking forward to working together to shape an economic partnership agreement between our nations.

今年9月27日にはイスラエルと韓国が同様の自由貿易協定を締結しており、このことが日本側にイスラエルとの貿易協定を推進することを決定させる要因となったとみられている。

駐日イスラエル大使のギラッド・コーヘンは、この発表について次のような声明を出している。

この交渉は、有意義なプロセスとなります。関税が下がり、イスラエルに輸入される日本車が安く販売できるようになり、日本向けのイスラエル製品の輸出が拡大する可能性があります。

This is a meaningful process that could lead to lower customs, cheaper sales of Japanese cars imported to Israel and an expansion of the Israeli goods exported to Japan.

参考資料

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